都市の人口増加が進むにつれ死亡者数も当然のように年々増え続け、
霊園は都心から離れ不便な場所にしかお墓が無い状態です。
少子高齢化が進む社会。遠距離で交通が不便で広大なお墓は
後継者にとって掃除や管理のしにくいものになっていきます。
そして何よりお墓は高価で急に用意できるような金額ではありません。
そこで安価で便利な場所でのお参りが今後望まれると考えています。
■合葬式の公営墓地続々整備予定 2007年2月18日(毎日新聞より編集)
■納骨堂の利用希望者、近年急増 2005年8月(中日新聞より編集)
■遠くのお墓より近くのお墓 2004年(大阪市市民局調べ)

 「お墓を守ってくれる人がいない」「子供に迷惑をかけたくない」少子高齢化でそんな市民の声が高まってきたとして、大阪市が08年度に合葬式墓地を整備することになった。
施設は地上1階、地下2階。地上に献花台など礼拝施設、地下に4千人分の収容納骨スペースと、約2万4千人分収容の合葬スペースが儲けられ、公営の合葬式墓地では最大となる。
納骨費用は5万〜10万円程度を見込む。
 「近くに、いいお墓はありませんか」市にはそんな質問が絶えない。
背景には独居の高齢者の急増がある。市内の65歳以上の単身世帯は15年度の国勢調査で15万人に達した。これは総世帯数の18%を占める。うち9万5千人が女性。「不慣れな場所にある、夫の一族の墓に入りたくない」との意見も寄せられる。
「墓地に数百万円も払う余裕がない」との声も。(中略)
 市は昨年9月、40歳以上を対象にアンケートを実地。合葬式墓地の建設に対し、「ぜひ作る必要がある」は10.8%、「使用する人があれば作ってもいい」は75.2%だった。

 墓の情報誌「仏事ガイド」編集長の話し。
合葬式墓地は、民間では永代供養墓などと呼ばれ全国に800ぐらいである。少子化の影響 と共に経済的格差が生じてきた事も背景にあり、ここ10年で倍増してきています。この流れは、 都市部だけでなく、加疎の町でもお墓の維持は難しくなってきており、今後ますます希望が高くなると予想される。

2007年2月18日(毎日新聞より編集)

 稲沢市祖父江町祖父江の善光寺東海別院が、亡くなった人の遺骨を納める納骨堂を二年前、本堂内に設置したところ、予想を大幅に超える利用の申し込みが相次いでいる。
申し込む人たちの多くは「自分が生きているうちに、遺骨の納め場所について考えておこうという六十代の人たち」といい、お墓よりも手軽な納骨堂への関心の高まりが背景にうかがえる。
  墓地の無い同寺院が納骨堂を建設したのは二〇〇四年九月。以前から遺骨を預かってほしいという相談があったものの、件数は年一、二件程度だった。その都度、対応して堂内の部屋の中に置いていたが、ここ数年で同じような相談が増えてきたことから、納骨専用の部屋の設置を思い立った。
当初は年間二十件ほどの申し込みを予想したが、実際建ててみると、この二年間で五百件もの申し込みがあり、急きょ増築し今年四月からは計千六百人分の骨を納められるようにした。(中略)

 夫婦二人用で高さ約二十センチ、横約四十センチ、奥行き約二十センチの大きさ。費用は一人用が二十万円、夫婦二人用が六十万円、家族四人用だと百二十万円を払えば、三十三年間安置できる。その後は、境内にある供養塔に納められる。
 同寺院の納骨堂を建築した川本商店(東京都港区)によると、納骨堂の建築は二〇〇〇年ごろから全国的に増えてきており、同商店でも年間三十から四十の寺からの依頼を忙しくこなしているという。同商店は、こうした傾向について「少子化で、墓を守り継承していく人が全体に少なくなってきたことが、一番の要因ではないか」とみている。
同寺院の林和伸・副住職(41)も「納骨堂の利用を申し込む人たちの多くは、子どもがいない方や、子どもに墓の管理の負担をかけたくないという人たちが多い」と話している
2005年8月(中日新聞より編集)
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