「お墓を守ってくれる人がいない」「子供に迷惑をかけたくない」少子高齢化でそんな市民の声が高まってきたとして、大阪市が08年度に合葬式墓地を整備することになった。 施設は地上1階、地下2階。地上に献花台など礼拝施設、地下に4千人分の収容納骨スペースと、約2万4千人分収容の合葬スペースが儲けられ、公営の合葬式墓地では最大となる。 納骨費用は5万〜10万円程度を見込む。 「近くに、いいお墓はありませんか」市にはそんな質問が絶えない。 背景には独居の高齢者の急増がある。市内の65歳以上の単身世帯は15年度の国勢調査で15万人に達した。これは総世帯数の18%を占める。うち9万5千人が女性。「不慣れな場所にある、夫の一族の墓に入りたくない」との意見も寄せられる。 「墓地に数百万円も払う余裕がない」との声も。(中略) 市は昨年9月、40歳以上を対象にアンケートを実地。合葬式墓地の建設に対し、「ぜひ作る必要がある」は10.8%、「使用する人があれば作ってもいい」は75.2%だった。 墓の情報誌「仏事ガイド」編集長の話し。 合葬式墓地は、民間では永代供養墓などと呼ばれ全国に800ぐらいである。少子化の影響 と共に経済的格差が生じてきた事も背景にあり、ここ10年で倍増してきています。この流れは、 都市部だけでなく、加疎の町でもお墓の維持は難しくなってきており、今後ますます希望が高くなると予想される。
稲沢市祖父江町祖父江の善光寺東海別院が、亡くなった人の遺骨を納める納骨堂を二年前、本堂内に設置したところ、予想を大幅に超える利用の申し込みが相次いでいる。 申し込む人たちの多くは「自分が生きているうちに、遺骨の納め場所について考えておこうという六十代の人たち」といい、お墓よりも手軽な納骨堂への関心の高まりが背景にうかがえる。 墓地の無い同寺院が納骨堂を建設したのは二〇〇四年九月。以前から遺骨を預かってほしいという相談があったものの、件数は年一、二件程度だった。その都度、対応して堂内の部屋の中に置いていたが、ここ数年で同じような相談が増えてきたことから、納骨専用の部屋の設置を思い立った。 当初は年間二十件ほどの申し込みを予想したが、実際建ててみると、この二年間で五百件もの申し込みがあり、急きょ増築し今年四月からは計千六百人分の骨を納められるようにした。(中略)